家族

現代のニーズに合った新しいサービス

「人」をレンタルするサービスは数多く登場してきていますが、中でもここ最近の社会的状況を反映していると言えるのが家族のレンタルです。

家族レンタルとは、両親や配偶者など、家族の代わりになってくれる人を一時的にレンタルするというものです。

利用シーンは幅広く、事情により実の親にお願いできない結婚式など冠婚葬祭の席へ参列してもらったり、病院などに付き添ってもらったりといったことがあります。

他にももっと単純に「年末を一人で過ごすのが寂しいので一緒にいてほしい」というものや、「初詣に一緒に行ってもらいたい」といった動機で依頼をする人もいたりします。

ちょっと珍しいケースとしては、実の親が臨終を間近にしているのだが1人で立ち会うのが寂しいという場合や、単身赴任の男性が妻の代わりに食事を作りに来て欲しいといったような依頼もあったそうです。

日本においては特に「家族は仲良く協力しあうもの」といった価値観が当然であるかのように持たれていますが、全ての家庭が円満に問題なく生活ができるわけではありません。

自分はもっと仲の良い家庭でいたいと思っていても、実際には家族同士で険悪な仲であったり、事情により一緒にいることができなかったりします。

そうした不幸にして理想的な家庭を持つことができなかった人に対し、一時的にでも家族のぬくもりを体験してもらおうというのがこの家族のレンタルサービスとなります。

もともとは便利屋として始められたサービス

家族のレンタルは彼氏・彼女レンタルとは異なり、もともとは便利屋の仕事として開始されたものです。
便利屋とは面倒な部屋の掃除や引っ越しなどの力仕事から、浮気調査や身辺調査といったように幅広く依頼者からの注文に答えるのが仕事です。

ここ近年になってそうした便利屋への依頼として「一緒にカラオケに行って盛り上げてもらいたい」「友達がいないので一緒にパーティーに出て欲しい」といった、人そのものを借りたいという事例が増えてきました。

そこでより依頼をしやすいように先に「家族」をレンタルするというサービスプランにしたという経緯があります。

料金はそれぞれの企業や依頼の内容によるため一律には決めることはできませんが、あらかじめ見積もりをとっておけばレンタル料金+交通費・実費以上の金額を請求されることはありません。

なお、この家族レンタルサービスのスタッフは便利屋の従業員以外にも外部からアルバイトとして雇うこともあるようですが、おもしろ半分で応募をしてきて途中で仕事を放棄して連絡が取れなくなる、ということもあるそうです。

人材確保に苦労をするほど盛況なサービスとなっているので、利用をするだけでなくスタッフになってみるというのもよいかもしれません。